冨田選手、ありがとうございました。

私はとうとう冨田選手の演技を生で見られませんでした。

そのことがとても残念です。



冨田選手のこと8割と自分のこと2割で泣きました。

自分のことはさておいて、冨田選手。



携帯でこのニュースを見たときには声も出ず涙も出ず、でした。

繰り返し繰り返し記事を読んで頬をつねって夢じゃないって思った頃にはもう涙が止まりませんでした。

声を押し殺して泣こうにも、過呼吸になりそうだったので、「あ」や「う」に濁点がついた何とも言えない声を出してしまいました。



「幸せなオリンピックでした」

この言葉を中継中の時も、ニュースでも、聞くたび、見るたび、不安でした。

現役続行の意志があることを聞いたときには、すごく安堵したのを覚えています。

これは彼自身が一番自分のことをよく知っているし、彼が決めることであって、私には何も言えません。

辞めないで、なんて言えません。





アスリート

人間性

彼の美学

ストイックなまでの直向さ


全て、とても、憧れでした。



私にとって、こんな風に全て尊敬できる人っていうのは、多分、冨田選手が初めてだったと思います。

冨田選手の直向さを私は勉強に活かしたかった。

私は運動の方は磨けないけど、勉強は磨こうって思ってたし。

事実、アテネ五輪が終わった後の私の成績はぐって上がったくらいに。



冨田選手が引退するって知った昨日は、正直、何も手がつけられませんでした。

でも、今日はずっと英語に取り組んでいました。

ふと、中3の時に書いた文集の一言欄に、私が何を書いたのかを思い出しました。


直向な心


これを書いてから2年と半年ちょい。

私は国語以外で直向さを見せたことはない、です。

でも、今からでも遅くないかなって。

これから、3月まで直向な心を持ってみようって思いました。



言い訳をなるべく減らして

我侭言わないで

時々休んで

ひたすら階段を上っていくんだって。




一日経って、少し落ち着いたかなって思ったんですけど、いざ打ち出してみると、中々まとまりがないですね。





冨田選手、ありがとうございます。

感謝しても仕切れないくらいに。

そして、お疲れ様でした。